1991年秋の東京モーターショウでデビューし、スタイリッシュな存在感が話題となる。
その年の12月西武百貨店(LOFT)でも予約が始まり、翌年の1992年2月26日から発売が開始。
SW-1は日常生活に密着した当たり前の存在。カジュアルでもスーツ姿でも違和感なく乗れる「ヒューマンウェア」というコンセプトによりデザインされた。
GN250の単気筒エンジンをベースにメンテナンス性に優れるベルトドライブ。靴を痛めづらいシーソー式チェンジペダルや、従来のタンク部やサイドカウルに設けたトランクスペースなど、ユニークな特徴が満載のオートバイである。
発売当初は¥688,000-というレーサーレプリカ並みの価格や、バブル景気の終わりなどでセールスが振るわず、僅か数年で生産が終了。短命で終わってしまった不遇のバイクなのだが、20年以上経った現在、都市部の若者達などがその価値に気づき始め、中古市場でも不思議な盛り上がりを見せている。